この3月に終了する『絶対防衛レヴィアタン de R』、アプリ上で全ストーリーが公開された。何とその追加、68話分。全100話を越えるストーリーの中から、とりあえず終盤20話分ぐらいをまとめてみた。 

 アクアフォールを襲うルーカサイトの秘密を探るため、バハムートの父が持つアクアフォール全書を読もうとする一同。街はルーカサイトの襲撃で壊滅したが、バハムートの父はその本だけは持って逃げることに成功していた。誰も解読できないその書籍を読むことが出来る主人公。それは人間族にしか読めない文字で書かれていた。
 そこに書かれているのは驚くべき真実だった。
 神は己に似せて人を作り、さらに他の種族を作った。その種族が共に助け合って暮らせるのであればよし、いがみ合うようなことが続くのであれば、彼らを滅ぼすのだと。そして、神の尖兵としてアクアフォールを襲うのがルーカサイトなのだと。
 故に彼らは世界の柱を狙い、その崩壊を持って世界を壊滅させようとする。それを防ぐためには、星の民=アクアフォールに住まう種族達の魂を集めた「魂宿し刃」と呼ばれる武器が必要なのだとアクアフォール全書には記載されていた。さらには「終末の時が来たときには人の子に託せ」という言葉も。
 この世界の人間は希少な種族であり、魔法が一切使えない代わりに人々の進化を司る。それは、人間属が神に似せて作られたが故であった。
 シロップ達は「魂宿し刃」を探しに行くことを決意するが、そこへ謎の少年が現れる。彼は世界の危機を訴え、世界の柱がある神殿へと一同を誘う。柱を破壊しようとするルーカサイトを前に、少年は自らが柱そのものなのだと正体を明かし、ルーカサイトを倒すため「魂宿し刃」であるレヴィアタンの槍に魂をこめる必要があると語る。自分が犠牲になると言うシロップとヘケト。それに続こうとするレヴィアタンだったが、その槍には既にレヴィアタンの兄の魂がこめられており、同じ種族の魂は2つ以上こめられないというのだ。そのような形で兄の死を知り衝撃を受けるレヴィアタン。
 ルーカサイトの攻撃で揺れる洞窟の中、落石からレヴィアタンを庇ってシロップは死んでしまう。魂をこめる種族が1人減ってしまったという少年の前で、レヴィアタンはこれ以上誰かの犠牲を払って得ることの出来る平和はいらないと泣く。
 そこにヘケトが古来より伝わる秘術を提案する。それは、時を遡り全てを原初に返すという秘術だった。人間族にしか使えない秘術。だが元に戻るとも限らず、同じ歴史を繰り返すことになるかもしれない。良き民ではないと神に決定された人々が滅びから救われるには闘うべきだと語る少年に、死んだ人はもう帰らない。人々の為を思って死んでいった皆が良き民ではないのなら、果たして何が良き民なのかと問い返す。
 レヴィアタンは同じ過ちを繰り返す事はないと信じて、主人公に秘術の実行を託す。いつかまたこのメンバーでアクアフォール防衛隊を結成し、今度は二度とこの悲劇を繰り返さないと信じて。