巻頭言

 

ゲーム業界には寿命がある

なのに、メーカーに任せても業界がダラダラと延命するだけなので、DeNAは強引にモバクソゲーをリリースする

 

そのとき僕たちは、全てが終わるべくして終わるんだと知る。

 

「第一の日、実写モバクソゲーが発見される」

「第二の日、グラビアアイドルなのにガチャから武器が排出される実写モバクソゲーがリリースされる」

「第三の日、その辺のオッサンをカードにした実写モバクソゲーがリリースされる」

「第四の日、多くのモバクソゲーを作っていた会社が多くの直進モバクソゲーを作っている会社に買収される」

「第五の日、メチャシコな戦国武将モバゲーの画像が203枚修正された直後に白濁温泉ガチャをリリースする」

「第六の日、デバッグモードではなくでばっくモードがコメントアウトで本文中に記されたモバクソゲーがリリースされる」

「第七の日、モバクソゲー部員は招待を終え、安息の喜びの中で静かに泣く」

「これが、これから始まるモバクソゲー同人誌である」

 

終わるゲーム業界の中で

モバクソゲー以外の存在に希望を抱きながら

私は生き、逃げながら待っている。

 

新世界の訪れの前の、巨大なモバクソゲーがやってくる。

 

(朗読:神崎蘭子)